ヴォーリズ建築にふれる、近江八幡まち歩きツアーへ

人に寄り添う建築を日本各地に遺した、建築家であり教育者・伝道者でもあったウィリアム・メレル・ヴォーリズ。

GWのお休み中に滋賀県近江八幡で開催された「ヴォーリズ建築ガイドツアー」に参加してきました。

静かな町並みに溶け込むように建っている、趣ある洋館の数々。
どの建物も外観の美しさはもちろんですが、一歩中に入ると、その空間に流れる空気や光の柔らかさ、部屋の設えの美しさに心を奪われます。

■ ツアーの始まりは「ヴォーリズ入門」から

ツアーは、まずヴォーリズの人物像や建築思想についてのミニ講義からスタートしました。
教育者として、そしてキリスト教伝道者として来日した彼が、日本各地で人々と向き合いながら建築を手がけていった背景に、思わず引き込まれます。


■ まち歩きでめぐった建物たち

その後は、いよいよ街を歩きながらの建築見学。今回訪れたのは以下の場所です。

  • ウォーターハウス記念館

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 近江兄弟社(外のみ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 旧八幡郵便局(外のみ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • アンドリュース記念館

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ヴォーリズ記念館

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ヴォーリズ学園(ハイド記念館・教育会館)

建物ごとに異なる表情を持ちながらも、どこか一貫して“やさしさ”や“人に寄り添う空気感”が漂っているのが印象的でした。

室内も見学できたのですが、SNS等への掲載はご遠慮くださいとのことだったため、写真は外観のみ。
けれど、心の中に残る室内の光景は、写真以上に豊かだったように思います。

■ 印象に残った言葉

今回のツアーで特に心に響いたのが、ヴォーリズさんのこんな言葉です。

「建築物の品格は人格と同じく、その外装よりもむしろ内容にある」

見た目の豪華さではなく、そこで過ごす人のことを思ってつくられた空間。
彼の建築が、今も人の心を打つ理由がわかった気がしました。


■ ランチとお茶スポットも少しだけ

ツアーの前後にランチと観光スポットやお茶も少しだけ、またご紹介します!

春と秋にこのヴォーリズ建築ガイドツアーが開催されています。
今回は入れた建物、入れなかった建物も日や曜日により入れるところもあります。

また季節のいい時期に、お出かけ候補に加えてみてくださいね♪

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